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3-13 セピア色の記憶

last update Dernière mise à jour: 2025-10-09 20:02:12

城に帰るため、3人は町中を歩いていた。

「あ……」

ふと、ジェニファーは前方に見える建物に気づいて足を止めた。

(あの建物……何だか見覚えがあるわ……。あ! そうだ……思い出したわ)

その建物とは、15年前に何度か足を運んだことのある写真館だったのだ。シドも気づいたのか、じっと写真屋を見つめる。

「ジェニファー様、どうかしたのですか?」

何も知らないポリーが尋ねてきた。

「い、いえ。何でも無いの」

ジェニファーは視線をそらせるも、ポリーが気づく。

「あ! あの店は写真屋さんですね!? 何か飾られているみたいですよ」

写真屋の窓からは通行人に見えるように、写真が飾られている。

「そ、そうねみたいね」

なんと答えればよいか分からず、ジェニファーは曖昧に頷く。

「ジェニファー様、お願いがあるのですが……実は私、一度も写真を見たことが無いのです。ほんの少しで構いませんので、あの棚に飾られている写真を見に行ってもいいでしょうか?」

好奇心旺盛なポリーが頼んできた。

「え……?」

15年前……元はと言えば、写真の件が絡んでこなければジェニファーはフォルクマン伯爵から恨まれることも無ければ、ジェニ
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